2016年7月27日水曜日

「金」「白金」新値足陰転でブレーキ

今日もお疲れさまです。

本日は、また為替の乱高下。今週から来週にかけて米FOMC、日銀金融政策決定会合の金融政策発表から米7月雇用統計など相場に大きな影響を与える材料が続くことになりますが、それに向けての観測が右往左往。日銀追加緩和期待から50年債の検討と伝えられたり、またそれを否定したり・・・。また日本政府の大規模経済政策の発表が間近とも・・・。実際に安倍首相が講演のなかで28兆円規模の事業規模となることを表明していますが、意外と市場は冷静に見ているようです。財源から考えても複数年にわたるトータルとしての規模となる見通しで「真水」の部分は5~6兆円規模と経済への影響は限定的と捉えている見方も少なくないようです。

【NY金 日足】
 上値切り下げながら下値横ばいのかたち。取組高も減少してきており勢いはなく動きは停滞気味。今晩の米FOMCで利上げ観測が言われ出すと1300ドル割れを試す動きも出てくる可能性があると考えます。流れは今のところ緩やかな下降であり反発までには時間を要するか。予想レンジは1340~1295ドル。


【東京金 日足】
ここ数週間、東京金は為替の動きに振り回されている様子。本日の動きもほぼ為替通りの動き。日柄から考えてみました。先月、先々月と米雇用統計が陰の極となった動きになっています。6/3は米雇用統計の悪化でドル建て金が急騰。7/11は良好な数字から一時的にドル建て金が売り込まれたものの、緩和的姿勢の継続を期待して市場がリスクオンとなりドル高円安がハイペースで続きました。日柄で見ると6月米雇用統計発表時と似通っており、来月7月雇用統計発表のタイミングが日柄的に合致します。当然、相場がこんな都合よく動くわけではありませんが、今晩のFOMC後に下げてくるようですと、あながち無視できないかたちになるかもしれません。予想レンジは4490~4340円。取組高も本日増加し81000枚台。


【東京白金 日足】
昨日の下げから大きく反転しましたが、為替の動き。「金」と共に昨日で新値三段足で陰転しており、今までの上昇には一旦ブレーキが掛かっていると判断します。利食いは千人力。1/3押し近辺となる3500円台中盤があれば・・・と考えますが、大勢強気方針ですのでご承知ください。予想レンジは3710~3560円。


【東京ドバイ原油 日足】
緩やかな下降トレンド鮮明。API在庫は前週比82万7000バレル減少で市場予想を下回る減少幅。NY取組高からも切り返す兆候が見られません。予想レンジは29500~27000円。


【東京ゴム 日足】
期近主導でしっかり。逆ザヤが強く訳わかりません。触らず。


【東京とうもろこし 日足】
徐々に青田誉めへ。戻っても力はないとみています。








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