2013年10月7日月曜日

金 考察








本日の東京金の出来高は27,028枚と薄商い。取組高は102,848枚で前日比-2,045枚。

8/8の安値3,975円が意識されるところですが、買い方としてはこのラインは何とか
持ちこたえてもらいたいところ。逆に売り方から見れば3,975円を割れて一気に6/28の
3,750円まで崩れるのを期待して今に至る様子。
NYを見ても同様のことが言えると思いますが、ここから反発しても1,350ドルには壁が
あるように感じられます。では下がるのかと言うと・・・・。

個人的な見解は、以前申し上げたとおり、6/28にNY・東京共に安値を出した辺りでは
海外ファンドが今年一番売り込んでいると思われます。
この一ヶ月後に、『ポールソンが、金を売却した』『ジョージ・ソロスが金を売った?』といった
記事が出てましたが、まさに売ったのはこの一番どん底近辺でしょう。

今年、金融緩和縮小はいつか?と年明けスタートして、結果、緩和縮小はまだですが、
この材料は既に今年は織り込んでしまっているのではないかと考えていますので、この
6月の安値は、年内は割れないと信じています(希望的観測?)。

しかしながら、現在いつ割れてもおかしくないNY1,270ドル・東京4,000円 が間近のため
資金力のある方は、ほっとけばいいでしょうが、大半の市場参加者はそうはいかないのが
現実ですので、やはり今は「立ち上がる時期を待つべき」と考えています。

コーンについては仕込んでまだ動きなし。動き待ちです。
USDAの発表があればいいのですが・・・。

それにしても、市場が閑散としてしまうのが一番厄介です。




金トレーダー3週連続強気!

10月4日(ブルームバーグ):金トレーダーは、3週連続で強気姿勢を示している。米国で一部の政府機関が17年ぶりに閉鎖された上に、債務上限の引き上げをめぐる協議が行き詰まり、資産の逃避先としての金の需要が高まるとの観測が強まった。




ブルームバーグが実施した調査では、18人が来週の金相場は上昇するとの見通しを示し、弱気姿勢を示したのは8人、中立姿勢は4人だった。3週連続での強気姿勢の優勢は7月以降で最長。米連邦準備制度理事会(FRB)が月間850億ドルの債券購入の規模縮小を予想外に見送ったことから、金相場は7-9月(第3四半期)に7.6%上げた。四半期ベースでは1年ぶりの上昇となった。



金ブローカー、シャープス・ピクスリー(ロンドン)のロス・ノーマン最高経営責任者(CEO)は「米政府機関の閉鎖はドル相場にとってはマイナス、金にとってはプラスに働くはずだ」と指摘。「米国がわれわれを苦境から救い出そうとしている。成長の主要な原動力が弱まれば世界経済は再び混乱する可能性がある」との見方を示した。



原題:Gold Traders Bullish a Third Week on U.S. Stalemate:Commodities(抜粋)



記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Nicholas Larkin nlarkin1@bloomberg.net



記事についてのエディターへの問い合わせ先:Claudia Carpenter ccarpenter2@bloomberg.net



中国の先物取引所ランキング

 2009年・2010年の年間出来高は中国・上海期貨交易所が世界一。2011年では3位。2012年はまた世界一に返り咲いた。ちなみに、インド・マルチ商品取引所は2011年が二位で2012年が三位。その中国が先週一週間と今日まで、国慶節でお休みでした。明日から通常の取引開始となる。

市場 材料待ち

おはようございます。

週末の米雇用統計は発表見送り。CFTC建玉明細も発表されていません。
米財政協議が進展せず各機関からの発表が延期されているため、
市場も動くきっかけがつかめないでいます。

市場が冷え込むのだけは避けてもらいたいですね。

8:41現在
ドル円      97.28円
金       1314.2ドル 換算 -5円
白金      1392.6ドル 換算 +37円
BRENT原油 109.23ドル 換算 +430円
コーン期近         換算 +220円
大豆期近          換算 +560円


今週の予定!!

7日(月)


日銀月報

上海市場は休場



8日(火)

日本国際収支(8月)

中国HSBC製造業PMI(9月)

クリーブランド連銀総裁・フィラデルフィア連銀総裁、講演

IMF世界経済見通し



9日(水)

日銀議事録

米FOMC議事録

ドラギECB総裁、講演



10日(木)

黒田日銀総裁、講演

豪雇用統計(9月)

英中銀政策金利

米新規失業保険申請件数(4日までの週)

ドラギECB総裁、講演

SF連銀総裁・セントルイス連銀総裁、講演

G20財務相・中銀総裁会議(ワシントン、11日まで)



11日(金)

米小売売上高・生産者物価(9月)

米ミシガン大学消費者信頼感・速報(10月)

世銀・IMF年次会合(ワシントン、13日まで)



12日(土)

黒田日銀総裁、講演

中国貿易収支(9月)



※予定は変更されることがあります

米国指標の一部は、政府機関閉鎖に伴い発表されない場合があります。