2015年6月15日月曜日

米FOMCを控えています

本日もお疲れ様でした。

今朝は昨日のギリシャ支援協議が中断となったことで先行き不安感からユーロ安で始まってきました。ドル円自体にはそう影響は少なかったもののユーロに関連する銘柄はどれも弱基調となっています。

【東京金 日足】
先限4月限の引値は4673円の-10円。朝からドル建てが弱含み10円ほど水準を下げましたが相変わらずの低ボラで出来高は27639枚。高値は夜間立会いの4692円、安値も夜間立会いの4665円です。フロアポジションはほぼ変わらず売り越しのまま。下支えは基準線4666円にありますが、ベクトルはまだ下を向いていると考えます。

【東京白金 日足】
チャートは悪化。先限4月限は引値4373円の-36円。15時前から一段と値下がり安値引け。ユーロ安の影響で貴金属のなかでも一番弱い動きです。圧倒的に買っている方が多い銘柄ですが、投げがたいして出るわけもなくアク抜けが遅れているようです。目先逆張りかもしれませんが、この水準ではまだ買いにいきたいとは思いません。

【東京原油 日足】
上抜け予想で買いを推奨してから失速し歯痒い展開。引値は11月限49340円の-620円。抜けると見せかけ一押し来ましたが、買い方優勢の展開は変わらず買い方針です。ユーロ安も少し影響していると思われますが、崩れにくいと考えています。

【東京とうもろこし 日足】
本日もファンド機関店から200枚ほどの買いが見られましたが、相場を引っ張っていく力強さはなかったようです。本日納会を終え、納会値は22500円で7月限受け渡しは212枚。夜間立会いからは新甫7月限の発会です。ファンド手口に注目していきたいと思いますが、ファンダメンタルズから売り方針は変わらず。


日米は金融政策会合ウィーク

おはようございます。
朝はそれほど気温が高いわけではありませんが、空は霞掛かっており空気が湿気で重たくかんじます。

14日におこなわれたギリシャと債権団との協議は一時間もかからずに終え、相変わらず難航しています。週明けの朝からユーロ安が進んでいます。

【今週の予定】
6月15日(月) <海外>
米6月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米5月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米6月NAHB住宅市場指数(23:00)
米4月対米証券投資(16日 5:00)
6月16日(火) <国内>
5月首都圏新規マンション発売(13:00)
5年国債入札
トヨタ株主総会
<海外>
独6月ZEW景況感指数(18:00)
米5月住宅着工件数(21:30)
FOMC(~17日)
米ゲーム見本市「E3」(~18日)
6月17日(水) <国内>
5月貿易統計(8:50)
5月訪日外客数(14:00)
5月日本製半導体製造装置BBレシオ
<海外>
FOMC声明発表(18日 3:00)
イエレンFRB議長会見(18日 3:30)
6月18日(木) <国内>
日銀金融政策決定会合(~19日)
40年国債入札
<海外>
米新規失業保険申請件数(21:30)
米1-3月期経常収支(21:30)
米5月消費者物価指数(21:30)
米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(23:00)
5月北米半導体製造装置BBレシオ(19日 7:00)
米30年インフレ連動国債入札
ユーロ圏財務相会合
6月19日(金) <国内>
5月全国百貨店売上高(14:30)
日銀会合結果公表
黒田日銀総裁会見(15:30)

今週の米FOMCでは利上げは見送られる公算が大きいと言われています。その場合には9月にあるのか、政策発表後のイエレン議長の発言内容が注目されます。また、先日発言で市場にインパクトを与えた日銀黒田総裁の会見も週末に予定されています。




CFTC建玉明細 2015/06/09現在】

ロング
ショート
ネット
総取組高
CMEドル円
42,440
158,726
-116,286
306,449
NY
186,813
111,723
75,090
406,069
NY
65,881
43,335
22,546
189,524
NY白金
56,068
33,019
23,049
77,304
NYパラジウム
25,111
10,841
14,270
32,282
NY原油
483,798
157,943
325,855
1,641,774
シカゴコーン
413,673
438,913
-25,240
1,459,091
シカゴ大豆
180,481
218,562
38,081
744,119


為替、貴金属の大きな動きが見られます。ドル円市場ではドル買い円売りポジションが膨らんでいる一方、貴金属は全体的にショートポジションが増加して買い越しを大きく減少させています。
「コーン」も安値からの反発局面はポジション調整のショートカバーによるものだったようです。


【NY金 週足】
 アタマは確かに重いですが、崩落のような展開にも発展しません。今月中に1150ドル割れを試す場面があるのではと考えていますが、1177.6ドル(6/9)時点でのショートポジションも溜まっており、今までの逆張り有利の展開かもしれません。

【東京金 週足】
 2週続けての陰線を引きましたが、ボラティリティ低下が展開を読みづらくさせています。本日夜間立会いから貴金属の証拠金が引き下げられるため、ボラの上昇に期待したいところ。

【東京白金 週足】
 先の見えないギリシャ債務問題の協議に嫌気がさし、日柄を要しても上昇のきっかけが掴めずに3週連続の陰線引け。一度強烈な下げを見ないとアクも抜けずダラダラが続きます。

【東京原油 日足】
 上抜く展開を予想していましたが、上値面あわせするとまた落ち込んできます。逆張り相場になっており夢を追う展開にはそう簡単にはしてくれないようです。もう少し時間が必要なのか?それとも下げ調整が必要なのか?買い方針は継続ですが完全に上抜けるまでは乗せは禁物のようです。

【東京とうもろこし 週足】
産地天候は良好、需要減退・・・、ファンダメンタルズは買い方の見方にはついていません。しかし、それでも上昇してきた先週は国内外ファンドのポジション調整によるものとなっています。今月末に最終作付け面積が発表され、単収予想から今年の生産高が予想されてきます。天候相場はまだ完全に織り込まれるわけにはいきません。


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