緩和終了は危険信号

おはようございます。

米株式は終値ベースで最高値を更新。ＮＹダウは前日比66.02ドル高の21640.75ドル。ハイテク株中心に買われています。ドル円は本日の日銀・ＥＣＢの金融政策発表があり様子見ムードで111円台後半。米長期金利もほぼ横ばいで米10年国債利回りは2.27％。

米ＦＥＤウォッチは7月3.1％、9月8.2％、12月47.1％、3月46.9％で12月、3月が戻しました。


【ＮＹ金　日足】

 相場は巻き戻し中心に反発してきていますが、ＳＰＤＲ金ＥＴＦ残高の減少が続いています。7/19現在で816.13トンで820トンを割り込んできています。昨年の7月に英ＥＵ離脱問題で982トンまで増加してピークを打ちそれ以降は大勢右肩下がりです。米国がゼロ金利解除をした2015年12月がボトムで630トンでしたが、800トンを下回ってくるとこの1,2年の流れが崩れることに・・・。相場はどこまで戻れるかの動き。今日は為替が動くか・・・？予想レンジは1,255～1,225ドル。


【東京金　日足】

 本日はまず日銀金融政策決定会合。緩和スタンスを変えることはないと思われます。問題はその後のＥＣＢ理事会でのＥＣＢの出口戦略への動き。金利は据え置き見通しですが、仮にも出口について言及してくることになれば資金が一斉に欧州に向き始めます。しかも当然金利上昇が伴いますので「金」事態には弱材料となるはず・・・。がしかしもしかすると「円」単独安の可能性もあり、そうなれば東京金にとってはプラス。動きは夜間立会いに・・・。予想レンジは4,490～4,420円。


【東京白金　日足】

欧州金融引き締め観測に加え、昨日お伝えした独ダイムラーのリコール問題。排ガス不正疑惑はディーゼル車にとってとても悪い印象が残ります。買う材料が考えられません。予想レンジは3,350～3,300円。


【東京ドバイ原油　日足】

米エネルギー情報局（ＥＩＡ）発表の米週間原油在庫は前週比470万バレル減の4億9060万バレル。市場予想を上回る減少幅とともにガソリン在庫も大幅減。チャート的には上抜けトライへ。予想レンジは35,500～33,500円。


【東京ゴム　日足】

 今朝発表されたＴＯＣＯＭ指定倉庫在庫は5週連続の増加。先安観は完全に消えたと判断しています。納会に絡む売り圧力もありましょうが、やはり相場は買い目線で良いと考えます。順ザヤの急拡大には注意。


【東京とうもろこし　日足】

ネブラスカ、アイオワ、ウィスコンシン州に降雨が見られこれが恵みの雨。

気温は明日、明後日あたりがピークとなり来週はやや低下していく見通し。

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